意外と知らない土留めブロックの基準~地震による土留めブロックの倒壊を避けるために一度確認してみましょう!~

こんにちは!エールハウス藤沢店、二級建築士の廣橋です。

本日は、何度かブログでも記事になっている危険ブロックについてご紹介します。(以前紹介したブログは、「補助金制度を利用して、危険ブロックを無くそう!~横浜市編~」や「補助金制度を利用して、危険ブロックを無くそう!【藤沢市 編】」をチェック!)

土留めブロック RC擁壁

 

さて、街中でよく見かける「コンクリートブロックの土留め」。こちらの図をご覧ください。

土留めの基準

図にあるように一定の条件を満たしていても40cmまでしか土留めとしては使ってはいけません。見た目では非常にわかり難いですがブロックの種類も規定があり、C種防水ブロックの使用が定められています(『壁式構造関係設計基準集・同解説』日本建築学会編より)。

意外とこの土留めの高さがしっかり守られておらず、1m以上普通ブロックで土留めとして使用しているお宅も見かけます。1m以上となると土圧も大きくなって、非常に危険ですので、きちんとした土留めを設置しましょう。

万が一の大地震の際に、通行人の方が被害に合うだけでなく、土留めブロックから建物の距離が近いと、ブロック塀が崩れて建物が傾く可能性まであります。

では、正しい土留めとはどういったものでしょうか?

全てはご紹介できませんが、代表的なものをご紹介します。

 

型枠ブロック

写真を見ると一見、普通の化粧ブロックの様に見えますが、土留めとして認定を取っている「型枠ブロック」と呼ばれる工法です。グレーのコンクリートブロックの様な見た目だけでなく、デザインも数種類ありますので土留めをお洒落にしたい方にはお勧めです!

型枠ブロック。お洒落なデザインもあります♪

 

RC擁壁

一番良く見かける主流となっている土留めです。鉄筋とコンクリートで構成されていて、造成工事や高低差のある宅地など様々な場所で使われている工法です。次に紹介する間知ブロックの様に角度が付かないため、敷地を最大限利用出来るメリットがありますね。

エールハウスでも造成工事を行う際にはRC擁壁の施工も行っております。

RC擁壁

RC擁壁。エールハウス施工の物件なので、もちろん安全です。

 

間知ブロック(けんちぶろっく)

宅地ではあまり使われていることは少ないかもしれませんが、車で走っていればあちらこちらで見かけます。リフォームや造成でもあまり使われることはないので、出番はあまり無い工法ですね。

間知ブロック。自宅ではあまり使われません

 

いかがでしたか?今回は代表的な土留めをご紹介しましたが、今は色々デザイン性の高い土留めブロックもありますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。またご自宅の土留めブロックが心配の方、無料点検にお伺いしますので、エールハウスまでご一報下さい。

横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!

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