家族構成:U様ご家族(夫婦+子供2人)
場所:藤沢市
構造:木造(2×4工法)
築年数:26年
工事面積:102.90㎡
実家の近くで売り出されていた戸建物件をご購入されたU様ご家族。理想の間取りにリフォームした後にお引越しをご計画されていました。
購入した建物の構造がツーバイフォー工法だったため、ツーバイフォー工法の工事が出来る会社を探している中でエールハウスのホームページに辿り着き、エールハウスが開催しているイベントにお越しいただいたことがキッカケで、今回のリノベーションのご依頼をいただきました。
2×4工法住宅は、構造上の約束(ルール)で、「この柱や壁は撤去しては駄目!」や全体の耐力壁の量(長さ)など、詳細な約束(ルール)があります。既存の建物に対して、在来工法(一般的な木造住宅)と比べると自由な間取り変更のリフォーム・リノベーションは難しいと言われています。しかし、その約束(ルール)は明確ですので、そのルールを守れば、“より安全なリフォーム・リノベーション”でもあります。
今回、「こんな間取りにしたい」というご要望をお客様からいただきました。
2×4工法のお約束を守り、安全に、かつ出来る限りご要望に添えるように、どのようにしたら良いかを経験と知識でフォローさせていただきました。
広く開口を設けた箇所で梁の補強をしています。お引越しをされた後に、その梁を活かして、ご主人は愛猫ちゃんの為にキャットウォークをDIYで設置され、お住まいを楽しんで活用してくださっています。
キッチンの閉鎖感を解消し、ダイニングとの一体感を演出しました。
対面キッチンではありましたが、収納の関係もあり、閉鎖的な印象がありました。
ガスコンロ前にある壁は、この住まいにとって大切な耐力壁。キッチンスタイルは、パナソニック・ラクシーナのペニンシュラ型フラット対面の耐力壁対応タイプをチョイスしました。
ペニンシュラ型の特徴でもあるフラットで奥行きのあるカウンターは、配膳や調理作業に便利なだけでなく、すっきりとしたデザインでインテリアの一部として馴染み、居心地の良い空間となりました。
収納量は、背面収納をきちんと計画することで支障がないようだったので、キッチン上部の吊り戸を設けないプランにしました。それによりダイニングとの一体感が出て、天井も高く見えるようになり、閉鎖的な問題点が解消されました。
人造大理石の綺麗なホワイトと扉のネイビーオークのカラーのコントラストが綺麗な仕上がりとなりました。
こちらのお住まいでは、2階に浴室・洗面の水廻りが設置されています。衛生面や家族の動線を考慮し、1階にセカンド洗面スペースを設置しました。国の補助制度も活用し、お客様の資金負担も軽減されました。
洗面室から浴室までの跨ぎ高さがあった既存のお風呂をバリアフリーにも配慮して、フラットな床に変更しました。
1・2階ともペイズリー柄で可愛い空間となっています。タンクレストイレで空間も広くなりました。
内装カラーは、家族それぞれ楽しみながらお選びいただきました。
自然塗装を施したような木目柄に、よく見ると、さりげなく世界中で愛されているスヌーピーが描かれています。ご主人様の遊び心がプラスされた新しい居室空間です。
奥様はシンプルな塗スタイルのクロスを全面に。カラーはグレイッシュなグリーンで過ごしやすい空間にしました。
シンプルな塗スタイルのクロス。カラーはグレイッシュなピンクをアクセントカラーにしています。可愛らしくもあり、落ち着いた空間に。収納内部も同じ色で統一しました。収納内部も綺麗に整えたくなります。
フラットな藍カラーに、収納内部はナチュラルな塗装が何色か施された様な木目柄。自分らしいチョイスでお気に入りの部屋に。
「省エネ」いう目的を考えた場合、「窓」に注目することも大切です。エネルギー問題に着目した現代のリフォーム・リノベーションの一つです。
今回、各窓にリクシルの内窓「インプラス」を設置させていただきました。内窓を設置することで、サッシの間の「空気の層」が断熱材となり、外気温の影響を受けにくくなります。家の中でも、熱の出入りが大きい窓に配慮することで、今後の暖冷房費を下げて環境にも優しい暮らしとなります。また、結露対策、遮音効果、紫外線カットといったメリットや、2重ロックになることで防犯性も上がり、お客様ご納得のリフォーム・リノベーションとなりました。
「暮らしを快適に」という目的を考えた際、「床暖房」の設置がおすすめしました。床暖房は足元から優しく空間を温めてくれます。
「床暖房」の設置に際して床材でオススメしたのは朝日ウッドテックの「ライブナチュラルシリーズ」。突き板タイプのフローリングで、自然な風合いの木目で意匠性に優れています。また、耐傷性、メンテナンス、床暖房などの機能に優れています。今回採用した「ブラックチェリー」は時を経る程に深い赤みが増す色合いが特徴です。これからの暮らしの中で永く愛用いただけるフローリング材です。愛猫ちゃんも、冬は床暖房でゴロゴロゆっくりと家族と一緒に過ごしているそうです。
樹木の移設には「適期」があります。「家のリフォーム・リノベーション」だけでなく、「住まい全体のこと」まで考えてご提案しました。
まだリフォーム・リノベーションの計画段階でしたが、工事を施工する際に、一つ大切なご提案をさせていただきました。それは、お住いの庭の「河津桜」のこと。今回の工事では、これからも枯らすことなく桜の木を植え替える必要がありました。樹木の移設には、地域や樹種によっても異なる「適期」があります。今回のケースでは、リフォーム自体は計画の途中段階でしたが、「河津桜」の適期がギリギリで、工事をするときに移設してしまうと「適期」からずれてしまい、枯らしてしまう可能性がありました。そこで、計画中ではありましたが弊社の植木職人と相談して、適期に掘り出し、工事完了まで植木屋さんにてお預かりさせていただくことをご提案させていただきました。工事完成後には、無事にお預かりさせていただいた「河津桜」は、お住いに戻してあげることが出来ました。
色々な業者さんに声をかけましたが、最終的には担当の吉田さんの経験、知識と会社への信頼でお願いしました。こちらの要望をかなえてもらい、大満足のリフォーム・リノベーションになりました。本当にありがとうございました。2×4工法住宅という制約がある中で、こちらの要望はほとんど実現できたのではないかなと思います。
元々、庭に「河津桜」が植えてあり、大事に育てていたので、今回のリフォームでどうなるんだろう?と思っていたのですが、吉田さんから無事に植え替えるための提案を聞いて、「家のリフォーム」だけでなく、「住まい全体」の事を考えてくれているんだな、とても感謝しています。
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