車椅子で使いやすいキッチンにリフォーム!バリアフリー化にかかる費用とリフォームのおすすめポイントをご紹介 – 横浜、藤沢、湘南エリアでリノベーション・リフォーム・新築なら【エールハウス】

車椅子で使いやすいキッチンにリフォーム!バリアフリー化にかかる費用とリフォームのおすすめポイントをご紹介

更新:2024年8月9日

車椅子で 使いやすいキッチン LIXIL ウエルライフ イメージ①

車椅子で使いやすいキッチン(バリアフリーキッチン)とは?

車椅子で使いやすいキッチンとは、車椅子に座った姿勢のまま調理ができるキッチンです。既存のキッチンは通路が狭く、車椅子で回転しにくかったり、ワークトップが高すぎて水栓やコンロに手が届きにくかったりと、車椅子では不便な場面が多くあります。

そこで、車椅子に座ったままでも使いやすいキッチンにリフォームすることで、ムリなく調理ができるだけでなく、安全性も格段に上がります。また、他の人の手を借りずにすべて自分でできるようになるため、自立した生活を送ることができるようになるでしょう。

車椅子で 使いやすいキッチン LIXIL ウエルライフ

車椅子の方や高齢者が使いやすいキッチンにするためのポイント

車椅子の方やご高齢の方が、座ったまま使いやすいキッチンにリフォームするために、どのような設備を整えるとよいのでしょうか。設備などを選ぶときは、実際に調理や洗い物をする場面をイメージすると、必要な設備が明確になります。しかし、イメージしきれなかったり、見落としてしまったりする部分もあるため、ケアマネジャーやリフォームの専門家のアドバイスを受けながら決めることをおすすめします。

エールハウスでは、実際に使用したときに、車椅子の方やご高齢の方が座ったままで使いやすいと感じるキッチンのデザインについて、丁寧にアドバイスいたします。設備やデザインを決める上でわからないことなどございましたら、弊社スタッフへお気軽にご相談ください!

また、ここでは車椅子の方やご高齢の方が、座ったままで使いやすいキッチンにするためのポイントをご紹介します。リフォームをお考えの方は、どうぞ参考になさってください。

キッチンカウンターの下にスペースを作る

一般的なシステムキッチンは、キッチンカウンターの下に収納スペースがあるため、車椅子に座った状態だと膝が当たってしまいます。このような収納スペースがあるキッチンは、座ったまま調理することは困難ですし、ムリに手を伸ばそうとすると事故につながるおそれもあります。

車椅子で 使いやすいキッチン LIXIL ウエルライフ サポートバー

そこで、キッチンカウンターの下に、足や膝が当たらないようにスペースを作ることによって、カウンターに近づいて車椅子や椅子などに座ったままでも安全に作業ができます。

高さや奥行きを調整する

キッチンのワークトップの高さや奥行きが、使う人の体に合っていることは非常に重要です。体に合っていないものを使用すると、使いにくいだけでなく、体を痛めることがあるからです。

車椅子で使いやすいカウンターの高さは70〜85cm奥行きは約60cmとされています。しかし、一般的なキッチンはカウンターの高さが80〜90cm、奥行きが約65cmのため、座ったままで使いやすいとは言えませんよね。

メーカーによっては、車椅子を使う人の身長や座高に応じてサイズを決めることができるキッチンもありますので、作業しやすい高さ・奥行きを測っておくとよいでしょう。
また、車椅子の方以外の方も使用する場合は、ワークトップの高さを調節できる電動昇降キッチンがおすすめです。

膝が当たらない浅型のシンクを選ぶ

シンクは、深いとその分下にスペースを確保しなければならないため、膝が当たってしまいます。また、深いシンクは座った姿勢で作業する場合に手が届きにくくなるため、洗い物や掃除をする際に不便さを感じるでしょう。

車椅子で 使いやすいキッチン LIXIL ウエルライフ 浅型シンク

したがって、座った姿勢で膝に当たらない浅型のシンクを選ぶことで、車椅子でも洗い物などがしやすくなります。浅いシンクは水はねが気になる方もいると思いますが、泡沫タイプの蛇口にすることで水はねを軽減できます。

手の届きやすい位置にスイッチを集める

キッチンは、設備によってスイッチが高い場所や離れた場所にあることがあります。たとえば換気扇や照明のスイッチです。換気扇のスイッチは、立った状態で手を伸ばさなければ届かないほど高い場所にあることが多いです。また、照明のスイッチがキッチンから少し離れた場所にある場合は、移動に手間がかかります。

このような設備のスイッチは、キッチンカウンターなど、作業の合間に手元で操作できる場所にまとめて設置すると便利です。
トリプルワイドIHなど、レンジフードとヒーターの入/切が連動しているコンロもあります。

車椅子で使いやすいキッチン パナソニック トリプルワイド

 

また、リモコンで操作できるものもありますが、リモコンはキッチンカウンターにそのまま置くと邪魔になるので、たとえば換気扇ならコンロ側の壁など、使いやすい場所に設置しておくとよいでしょう。

コンセントの高さを高くする

コンセントは壁の下方にあることが多く、中には床に埋め込まれているタイプのコンセントもあります。しかし、低い位置にあるコンセントを使用しようとすると前かがみの姿勢になるため、車椅子から転倒する恐れがあり危険です。

コンセントの高さを高い位置にすることで、かがむことなく電源の抜き差しが簡単にできます。また、電源コードが絡むのを防ぐことができるため、掃除やお手入れも楽になるというメリットもあります。

車椅子の方の場合は、床面から40cmほどの高さが手が届きやすい高さです。ただし電動の調理器具などを使用する場合は、キッチンカウンターなどに設置するとより使いやすくなります。

キッチンのバリアフリー化にかかる費用について

使いやすいキッチンにリフォームするのに、費用がどれくらいかかるのか気になりますよね。

キッチンのどこをリフォームするか、また設備のグレードによって費用は異なります。そのため、具体的にどのくらい費用がかかるか知りたい場合は、直接お問い合わせをすることをおすすめします。エールハウスでは、設備や工事にかかる費用を、詳細にわかりやすくご説明します。ぜひ一度お問い合わせください。

今回は参考に、キッチンを交換した場合、段差の解消や床暖房を増設した場合、その他内装の変更をした場合の費用をご紹介します。

1.バリアフリー対応のシステムキッチンへの変更

メーカーが販売している、バリアフリー対応のシステムキッチンの本体価格はおよそ30〜150万円と幅広いです。単身世帯が使いやすいミニキッチンは、比較的費用が安く抑えられるため30万円前後。収納や作業スペースが十分にあるキッチンだと、100万円以上かかります。

リフォームでは、キッチン本体価格だけでなく交換・取り付けにかかる工事費用もあわせて考えなければなりません。
レイアウトの変更がない場合の工事費は50〜150万円ほど。しかし、キッチンのレイアウトを変更したり、階層を変える場合は、大規模な配管工事や内装工事が必要となりますので、その倍以上の工事費がかかることもあります。

2.段差の解消や床暖房の増設

高齢になると、ちょっとした段差でつまずいて転倒することがあります。また、車椅子の移動を妨げることにもなりますので、バリアフリーを目的としたリフォームでは、段差の解消をお考えになる方が多いです。

段差のある部分には、手すりやスロープを取り付けることで、転倒を防止することができます。手すりの取り付けは50cmあたり1〜3万円が相場で、スロープの設置は約2〜40万円 と幅があります。完全に段差を解消する場合は、15~40万円ほど費用がかかります。

 

トイレ 手すり

上の写真はトイレの事例ですが、こういった手すりを必要な箇所に取り付けることで安全性が確保できます

また、冬場はスリッパや厚手の靴下のせいで、キッチンでつまずいたり滑ったりする危険性があります。椅子に座って調理などをされる場合は、床暖房の設置も検討されるとよいでしょう。

床暖房の増設費用は、温水式と電気式で費用が異なります。1畳あたり約5〜10万円が相場で、温水式タイプを新設する場合は、給湯器や熱源機が必要になるため、別途25〜100万円程度の費用がかかります。

3.内装の変更

キッチンの床材やキッチンパネルの張り替えなど、内装に関する工事もあわせて行う場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。キッチンパネルは工事費込みで4〜7万円ほどとなりますが、厚みや材質によって費用が異なります。

車椅子で 使いやすいキッチン リフォーム事例⑧

床のリフォームは、材質・広さ・工法によって費用が異なります。もし、6畳のキッチンでフローリングに張り替えをする場合は、およそ10万円前後が費用の目安となります。内装工事の有無で総費用額は大きく変わりますので、もし内装のリフォームもお考えでしたら、その費用も含めてお見積りを依頼されることをおすすめします。

バリアフリーキッチンへのリフォームで使える補助金

バリアフリーキッチンへリフォームする際に利用できる補助金があるのか、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バリアフリーキッチンにリフォームをする際は、介護保険を活用することで改修費が支給されます。また、バリアフリーの有無に関わらず、リフォームに関する補助金制度はいくつかあります。ただし、都道府県・市町村によって制度は異なりますので、ここでは、国の補助金制度と介護保険の活用について以下の表にまとめました。

制度 対象者 補助金・支給金の上限額
子育てエコホーム支援事業 ①エコホーム支援事業者と工事請負契約などを締結してリフォーム工事をする方
②リフォームする住宅の所有者等
原則20万円/戸を上限とする
長期優良住宅化リフォーム推進事業 既存の住宅、共同住宅 ①一定の性能向上が認められる場合は80万円/戸
②長期優良住宅認定を取得した場合は160万円/戸
介護保険における住宅改修 要支援・要介護者等 20万円(自己負担額含む)

※2024年6月時点の情報です
※補助金・支援金の上限額は条件によって異なります

今回ご紹介している内容は、一部に過ぎません。お住まいの都道府県・市町村でもこういった制度がないか、ご確認されるとよいでしょう。

車椅子でも使いやすいキッチンへのリフォームならエールハウスにおまかせください

車椅子でも使いやすいキッチンへリフォームをお考えの方は、エールハウスへお問い合わせください。

どのような設備があるといいのか、大きさや広さなどわからないという方もいらっしゃるでしょう。そういった場合においても、弊社スタッフが状況にあわせてアドバイスいたしますので、ご安心ください。

また、リフォームの施工事例につきましてはこちらで詳しくご紹介しております。リフォームをお考えの方は、事例の方もご覧いただくとよりリフォームのイメージがつきやすいと思います。その他、わからないこと、聞きたいことなどありましたら、お気軽にご相談ください。

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電話番号:0120-161-400
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