排水枡その②排水枡の昔と今【コンクリート枡の交換方法】

こんにちは！エールハウス旭店、リフォームアドバイザーの川﨑です。

前回（排水桝その①排水枡の種類 【定期的にメンテナンスを】）に引き続き、今回はコンクリート桝の交換についてお話しさせていただきます。

排水枡を設置している場所は、家の角やキッチン、トイレ、お風呂、洗面所など、排水が出る箇所の外側にあります。まずは、ご自宅の排水枡の蓋を開けて確認してみましょう。

現在は１５０φの塩化ビニール製の枡が主流ですが、昔は４００角程度のコンクリート製の枡が一般的でした。コンクリート製の枡の場合、耐久年数が２０年前後ですので、築２０年以上のお宅でコンクリート枡でしたら注意が必要です。

塩ビ製・排水桝

コンクリート製・排水枡

築２０年以上で、コンクリート枡だったら注意！

年数が経ってくると、埋設の配管との接続部分に隙間が生じ、コンクリートにヒビが入ってしまうことがあります。そこから汚水が漏れて悪臭が発生したり、放っておくと地面が陥没して、配管が割れたり逆勾配になったりと、オオゴトになってしまいます。

また、汚水は植栽にとって、とても栄養があるので、隙間から木の根が入り込み、それが原因で排水のつまりにつながります。

隣家と高低差がある場合、隣の敷地へ汚水が流れてしまい、ご近所トラブルになるケースもあります。

コンクリートの枡から塩ビ製の枡への交換工事

汚水の配管と枡を、同じ素材(塩化ビニール製)同士を接着剤で接続します。接着剤で接続することで、隙間がなくなります。コンクリート枡のように、隙間から汚水が地面に流れ出て悪臭を発することもなく、木の根が入り込んで配管がつまる心配が無くなります。

蓋を開けたコンクリート枡

コンクリート枡を壊して配管と枡を交換します

塩ビ枡に交換しました

ご自宅の排水桝ってなかなか見る機会がないと思います。エールハウスでは無料で排水枡点検も承っておりますので、ご自分では難しいかな、と思われる方はお気軽にご相談下さい！