LMC多能工育成研修に参加しました♪ ―その四―

 こんにちは! エールハウス旭店、リフォーム・リノベーションアドバイザーの川﨑です。

 LMC多能工育成研修についてご報告いたします(LMC多能工育成研修に参加しました♪ ―その参―はコチラ)。

 今回の研修の内容は「建築の基礎」について勉強してきました!

 

1.建物の構造と工法

 現在、戸建住宅のほとんど木造で造られております。鉄骨造や鉄筋コンクリート造など木造以外の住宅を『非木造住宅』といい、共同住宅の多くが鉄筋コンクリートで造られています。簡単にご紹介しますと、

【木造】

材質:木(構)造 

木造軸組工法・枠組壁工法(ツーバイフォー工法)・木質系プレハブ工法

【非木造】

 材質:鉄骨 

・鉄骨造(S造)

 重量鉄骨造・軽量鉄骨造・鉄骨系プレハブ工法

 

 材質:コンクリート 

・鉄筋コンクリート造(RC造)

 ラーメン工法・壁式工法・コンクリート系プレハブ工法 

・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)

 

 材質:ブロックレンガ等

・組積(構)造

 補強コンクリートブロック造、セラミックブロック造、レンガ造

 建物には、建物の大きさや耐久性、材質などによって、いろいろな構造や工法があります。『非木造住宅』と言っても様々な種類がありますね。

2.木造軸組工法について

 木造軸組工法は、日本で昔から作られてきた工法で、在来工法とも呼ばれています。日本の戸建住宅の約8割がこの工法で建てられています。この工法は、柱や梁に木材を使用して骨組みを造り、柱の位置や梁の高さなどを自由に設定できるため、構造的な制約が少ないのが特徴です。従って間取り、デザイン、敷地などに柔軟に対応出来ます。近年では耐震性を高める金物の使用や、プレカットと呼ばれる工場生産したパネルで壁面を強化し、工期の短縮を目指す工法なども開発されています。

3.プレカットとは?

 建築用の材料(柱や梁など)を機械によって工場で加工しておくことです。以前は、現場や作業場で大工さんが図面をもとに柱や梁に墨付けをし、木材の仕口や継ぎ手を手刻みで行なっていました。

 しかし最近ではプレカットにより、機械で精密に加工を施し、現場に材料を搬入するようになりました。プレカットにより、品質のばらつきが少なくなり、建築期間を短縮したり、人件費の抑制ができるようになりました。しかしその反面、作業が単純化することで大工文化の技術が途絶えていくという懸念もあります。

 

 次回も引き続き研修で学んだ建築基礎、ツーバイフォー工法、鉄骨造等について書かせていただきます。それではまたよろしくお願い致します。

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