我が家に合うのはどれかな? 【給湯設備の種類について】

 こんにちは! エールハウス旭店スタジオ、リフォーム・リノベーションアドバイザーの川﨑です。

 今年の冬は例年よりも温かくなる予想だそうですが、給湯設備を見直して冬の準備をしましょう。今回は生活に生活無くてはならない給湯設備のご紹介をさせていただきます。

 

ガス給湯器

 ガス給湯器は、一番普及率が高い給湯設備です。

 ガスをエネルギーとして水を流したパイプを、バーナーで瞬間的に加熱してお湯を出します。今は排気の熱を利用した高効率のエコジョーズというものが主流になっていて、従来品と比べるとエコ&省エネになっています。初期費用も他の給湯設備に比べて安いので、導入しやすいものとなっています。

 給湯能力は『号数』と呼ばれる数値で表されています。16号、20号、24号などがあり、1分間に何ℓのお湯を出せる能力かを表しています。目安として、

  • 16号は単身世帯向け
  • 20号は2人家族向け
  • 24号は4人家族向け

 となっています。

 全自動タイプ(フルオート)と自動タイプ(オート)があり、どちらも自動湯はり、自動追い焚き、自動保温機能があります。

 フルオートには他に、自動足し湯、自動配管掃除機能が付いています。最近ではUV除菌ユニットでお湯を綺麗にするプレミアムタイプもあります。

 

石油給湯器

 灯油を燃やすことで、水をお湯に変える給湯器です。

 別に灯油タンクを設置する必要があります。ガスに比べ、燃料費が安いのでランニングコストが抑えられます。デメリットは灯油タンクを設置するスペースが必要なのと、灯油を定期的にタンクに補充する手間がかかることです。熱交換率は劣りますが、エコジョーズと同様のエコフィールがおすすめです。給湯出力の目安は、4人家族で4万キロタイプ、2人家族で3万キロタイプとなります。

 

電気温水器

 タンクの中にヒーターがあり、電気でお湯を沸かしてタンクに貯めて使用する貯湯式となります。

 電気料金の安い夜間にお湯を作っておき、日中にお湯を使用していきます。積層沸き上げ方式と対流沸き上げ方式という2種類の方式があります。貯湯式になりますので、家族で1日お湯をどのくらい使うかが選定するポイントになります。目安は300Lで2~3人家族、370Lで3~5人家族、460Lで4~7人家族です。

 

エコキュート

 電気温水器と同じ、電気を熱源とした貯湯式の給湯器となります。

 エアコンにも使用されているヒートポンプ技術が採用されていて、大気の熱を利用してお湯を作るので環境にも優しく、ヒーターでお湯を作る電気温水器の約1/3程度のコストとなり、電気温水器からエコキュートへ替える家庭が多く、人気の給湯設備です。初期費用が高額なこと、ヒートポンプユニットと貯湯タンクがあり、設置場所の確保がデメリットとなります。

 

エネファーム

 エネルギー(動力)+ファーム(農場)の造語で、ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を作り、更にその時に発生する熱でお湯を沸かす仕組みとなっていて、エネルギーを有効活用して電気も自家発電になりますので、光熱費の節約ができます。エコキュートと同様、初期費用が高額ということと設置の為の大きなスペースが必要となります。エコキュートとは違い、ガスを使用するので、ガス代がかかるのもデメリットの一つです。

 給湯設備は住宅におけるエネルギー消費量の全体の3割を占めています。非常に多くの光熱費がかかっているという事です。皆様のご家庭に合った給湯設備を選定して賢く光熱費を抑えましょう。

 エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!

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