屋根カバー工事で安心の屋根に!リッジウェイを使用した屋根カバー工法をご紹介♪

皆様こんにちは エールハウス藤沢店 二級建築士の新井田です。

今回は屋根のカバー工事についてご紹介致します。

まずは屋根について簡単にご説明します。

屋根とは

梅雨場は長雨に、夏場は強烈な直射日光、台風シーズンでは強風やスコールなど、厳しい環境変化から建物を守る建物にはなくてはならない構造体になります。

外部の中でも一番直射日光による紫外線雨風積雪などの環境下にさらされています。そのため外壁などに比べると劣化が早く、早い周期でメンテナンスをしなくてはなりません。

屋根材が劣化してしまうと、そこから屋根材の割れなどが発生し、雨漏りや風により飛散してしまいご近所の建物や車に傷を付けたり、最悪なことに歩行者にあたってしまったなんてことになったら大変ですよね。

 

実際に台風などでの被害も!

実際に一昨年の台風15号・19号被害で屋根が飛ばされる被害や雨漏りなど大変な状況になっている建物をたくさん拝見しました。中にはお客様宅のご近隣の方に飛散して車を傷つけてしまった方もいらっしゃいました。

 

悪徳業者も急増!

台風被害に漬け込む悪徳な訪問販売業者が急増してしまいました。

  • 近くで工事をやっていて足場の上からお宅の屋根を見たが屋根材が破損している。
  • 屋根の板金に浮きがあるから放っておくと雨漏りして大変なことになる。
  • 棟板金の釘が抜けていて飛ばされる可能性がある。

上記のようなことを突然訪問して言ってくる業者さんには注意が必要です。

勝手に屋根に上がり、板金を剝がされたり、屋根材を割られるなど恐ろしい業者さんも多いので絶対に屋根には上がらせないようにしましょう。

 

お客様からのご相談

今回のお客様も、屋根が危ないと訪問販売業者に言われたので点検してほしいとのことでご相談をお受けし、屋根点検させていただきました。

実際に上がって点検したところ緊急性のある破損などはありませんでした。ですが、既存の塗膜は劣化し、コロニアルの反りが発生してしまっていました。

全体的に苔が生えてしまっているので屋根材の劣化を速めてしまうため、このまま放ってしまうと屋根材の割れなどにつながってしまいます。棟板金を留め付けている釘も浮きが発生してしまっているため、メンテナンス時期になっていることをお客様にご説明し、今回は屋根カバー工事をお勧めさせていただきました。

 

アスファルトシングル葺き『リッジウェイ』

今回ご提案させていただいた屋根材が旭ファイバーグラスさんのアスファルトシングル屋根材「リッジウェイ」をご提案致しました。

このリッジウェイですがどんな特徴があるのかをご説明致します。

メリット

  • 意匠性

リッジウェイは独特の2層構造とランダムな粒状彩色石のグラデーションカラーが立体感のある陰影を演出し、個性豊かで深みのあるデザインとなります。

  • 軽量

重量は瓦に比べ約1/4、コロニアルの約1/2と軽量の為、建物への負担が少なく、耐震上有効となります。1㎡あたり、瓦で約50㎏に対しリッジウェイは約13㎏ほどしかありません。

 

  • 衝撃に強い

リッジウェイは簡単に言うと防水紙(アスファルト系)の物に彩色石を散りばめて作られます。シートのような材質なので柔軟性があり割れにくい屋根材となります。ですので飛来物が衝突しても割れにくくなっています。

 

  • 耐風性

基本的にアスファルトシングル材は薄い為、耐風性能が低いといわれていました。しかしリッジウェイは標準仕様試験として風速38m/sでも浮き剥がれが発生しないことが立証されています。

また強風仕様試験 風速46m/sにも耐えうる強風仕様もございます。

 

  • 加工性

シングル材ははさみで切れてしますほど加工性がよく、曲面や複雑な屋根形状にも対応できるためリフォームではお勧めの屋根材となっています。

  

  • コスト

アスファルトシングル材はほかの屋根材に比べもともと費用が安価ということで有名ですがこのリッジウェイは中でも安価且つ高品質な商品となっています。

その他、落雪がしにくい雨音が響きにくいなどのメリットもあります。

 

デメリット

  • 仕上げ表面の石が落ちる。
  • 施工の際セメントの接着が甘いと風で浮き・剥がれなどが発生してしまう。
  • 技術を持つ職人さんが少ない。
  • 断熱性能はほかの屋根材に比べると多少劣る

上記のようなデメリットもあります。

しかしながら価格帯も抑えられ、性能も良い屋根材です。何より軽量の為カバーができる屋根材なので弊社営業マンも一押しの屋根材となっています。

 

屋根カバー工事スタート!

今回の工事ではカバー工法で施工させていただきますので、まずは棟板金を撤去しリッジウェイなどの場合は粘着系アスファルトルーフィング(タッカー止ではなく裏に粘着剤がついている防水紙)を貼っていきます。

今回は苔がかなり繁殖していました。このまま下葺きのルーフィングを貼ると、苔が邪魔をし、粘着剤が既存の屋根材と接着がうまくできず風で下葺きからめくれあがってしまう恐れがあります。ですので弊社では苔の状況により工事前に高圧洗浄で苔を落としてから施工もさせていただいております。

こうすることによって、既存の屋根材とルーフィングがより密着し、防水性・耐風性がよくなります。工事費も手間も少し増えてしまいますがこうした手間をかけることでより良い施工ができるので、お客様にご提案しております。

 

屋根工事完成♪

ルーフィングを貼り終えたらリッジウェイを葺いて完成となります。

いかがでしたか?梅雨シーズンや台風シーズンに備え、屋根をカバーして安心の屋根にしてみてはいかがですか?

 

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