こんにちは! エールハウス湘南店スタジオ、リフォーム・リノベーションアドバイザーの荒川です。
前回のブログ 『【令和元年】台風15号、19号の被害の実態』でも触れましたが、今回も引き続き、台風に関してのお話をしようと思います。
台風によって多くの家で屋根やアンテナ、フェンス、カーポート、と様々な被害があったのですが、今回は物置についてのお話です。
いきなりですが、皆様のお家の物置には『転倒防止工事』がされているでしょうか。
「・・・転倒防止工事とはなんのこと?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
最近設置した物置でしたら基本的には『転倒防止工事』をしてあるはずですが、昔の物置ではしてないことが多いです。していない、というのは『物置がコンクリートブロックにただ乗っているだけ』の状態のことです。実はこれでは強風により物置が倒れる危険があるのです。
- 「中に色々な物が入っていて重いから、まさか倒れるわけない」
- 「建物の壁に寄せているから大丈夫」
そう思われるかもしれませんが、実際に被害は起きています。
中に沢山荷物が入った状態の物置が倒れてしまったり、建物の壁に寄せているのにも関わらず前に倒れてフェンスごとなぎ倒してしまったり・・・
今回の台風で、強風によって倒れた物置は、やはりコンクリートブロックの上にただ乗っているだけの状態のケースばかりでした。倒れた物置を何か所も起き上げましたが、ほとんどの物置は中身がいっぱいのため、4人がかりで持ち上げる必要がありましたし、物置の中身の物は割れたり、ぐちゃぐちゃになってしまっていて、使えなくなってしまったのもたくさんありました。
いくら重い物置であっても、強風で少しずつ動き、コンクリートブロックからズレ落ち、傾いた状態で更に風に煽られてしまい、倒れる、といった具合です。
転倒防止工事とは、例えばこのようにアンカープレートを物置本体とコンクリートブロックと地面の中のコンクリートとで固定する作業の事です。基本的にこれを四隅に行ナいます。
今ではメーカーのカタログにも「アンカー工事等の転倒防止工事は必ず行なってください」との記述がありますが、これをするかしないかで費用が変わることもあってか、しない方もおられるようです。倒れてしまうリスクを考えれば、決して高いものではないので合わせて施工される事をおすすめします。
これから物置の設置や取替等をご検討の方はご参考にしていただければ幸いです。
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