皆さん、こんにちは。エールハウス横浜店、二級建築士の西潟です。
今回は割れてしまったキッチンパネルの貼り替えと、フロアータイルの貼り替えリフォーム工事についてご紹介します。
現状の確認とお客様へのご提案
現状の確認
現状のキッチンです。
確認してみると一見問題の無いキッチンですが、よく見てみると、キッチンパネルがひび割れてしまっています。
床の仕上げもシステムキッチンの手前で切れています。
現状をまとめると、
- キッチンパネルにひび割れが入ってしまい、フィルムも剥がれてきている。
- 床仕上げのクッションフロアーがシステムキッチンの手前でまでしか貼れていない。
という状況でした。
お客様へのご提案
①キッチンパネルの張り替え
キッチンパネルを調べてみると、
゛以前はタイル壁だったところに、上からキッチンパネルを重ね貼りした箇所が水平垂直になっていなかった“(他社にて施工)
ことが原因でひびが入ってしまったようでした。
また、現在は3ミリ厚のキッチンパネルが主流ですが、数年前の工事では、6ミリのキッチンパネルが使われていました。厚くなる分、ひび割れしやすくなるようで、いろいろ重なったことが原因で、今回の現象が起きてしまったと考えられます。
ひびの入ったパネルの上から重ね張りはできないので、
- 既存のキッチンパネルを剥がす。
- 不陸調整の為に新しくベニヤを捨て貼りする。
- ベニヤの上に、新しいキッチンパネルを張る。
ことをご提案しました。
②フロアータイルへの貼り替え
①のパネル工事でキッチン下台の脱着が必要になるので、この際にキッチン手前までしか貼られていなかった床のクッションフロアーを剥がし、壁際まで新しくフロアータイルを貼ることをご提案しました。
フロアータイルは耐水性もあり、木目調・石目調のほかにも、畳柄やカラフルなタイルをランダムに配置することもできます。今回はリビングのフローリングに合わせて木目調のフロアータイルをお勧めしました。
③キッチンコンセントの増設
初めは、流し元等をコンセント付きのものに交換の予定でしたが、コンセントが上につくと、コードが垂れてきてキッチンが使いにくくなってしまう可能性があったので、壁面に2口コンセントを増設することをご提案しました。
工事スタート!
キッチンパネル貼り
まずは、床・玄関・洗濯機等の養生から始めます。埃が被らないように工事をしない箇所の養生も大切です。キッチン下台、レンジフード、食洗器があったので、荷物の移動も水道の職人さんに手伝ってもらいながら行いました。
以前はタイルの壁だった上からキッチンパネルを貼っていたので、キッチンパネルを剥がす際には、タイルごと剥がれてしまいます。そのため、剥がれてしまった部分は石膏ボードを張ってから新しいキッチンパネルを貼るようにします。
剝がした後は、キッチンパネルを貼る前にコンセントを増設。電源は、レンジフードのコンセントから分岐して取りました。
キッチンパネルを貼り終えたところです。壁にもコンセントが増設されました。
フロアータイル貼り
既存のクッションフロアーを剥がしてから専用の接着剤でフロアータイルを貼っていきます。キッチンの下台を外したことにより、壁際まで貼ることができましたので、万が一水漏れが起こっても下階への水漏れも防ぐことができて安心です。
フロアータイルの貼り替えも完了です。あとは片付け、掃除をして工事終了です。
今回、工事内容自体は簡単な内容でしたが、家具やキッチンの移動が多く大変でした。
キッチンパネルが割れること自体めったになく、なかなか見ることがありませんでしたが、今回のリフォーム工事で経験し、原因を調べて突き止めることができたことが勉強になりました。
まだまだ経験していない工事がたくさんあるので、いろいろ経験して皆さんにご提案できるよう日々勉強していきますのでよろしくお願いします。
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