いつも読んでいただきありがとうございます! エールハウスです。
オレオレ詐欺 、架空請求詐欺、還付金等詐欺など、毎日嫌になるほど詐欺被害のニュースを耳にします。「自分は大丈夫、問題ない」と思っているそこのあなた!詐欺被害を甘く見ていませんか?
今回は住まいを修理する際に怪しい業者からの問い合わせ事案をいくつかご紹介します。
知っておいて損はありません。まずは一読してください。
詐欺の代表的な商法をご紹介
実際に起こった事例を参考に見てみましょう。
「近所で塗装工事をおこなうので、挨拶にまわっている途中だが、外壁の状態が悪いので声を掛けさせて貰った」というような【挨拶商法】
「外壁をちょっと点検させて欲しいのですがよろしいですか?もちろん無料ですから安心してください。」というような【点検商法】
そして、とりあえず見てもらうだけなら…と実際に見せたところ、「外壁に細かいひび割れがあり、このままだと壁内に雨水が入り構造部分まで腐食してしまいます。できるだけ早く塗り替えないと、後で余計に何百万円も掛かってしまうことになりますよ」というような【不安商法】
・・・いきなりそんなことを言われてもと言うと、「お宅は交差点の角にあり目立つ立地ですので、当社の宣伝棟になります。宣伝費用として会社からお金が出ますので、通常の半額で工事できますよ」というような【見本工事商法】へと、言葉を巧みに使って私たちをだまそうとしてきます!
実際に工事をされた方は、
「最終的に言われるまま、押しに負けて塗装工事リフォームを依頼してしまいました。工事完了後、数か月しか経っていないのに、工事した塗装の色が変色してきて、直してもらおうと契約書に書かれた電話番号に連絡しても通じなかったのです。
すでに会社は無くなっていました。契約書、仕様書を確認すると、約束とは違う安い塗料が使われ、また塗り厚も標準より薄い事が判明。そして再塗装を行う事になってしまいました」
という事例も・・・
リフォーム詐欺の大きなポイントは2つ
1つ目は、「言葉巧みに家の中に入り込んでくる」という事。
普段あまり目にしない箇所や、見た目でわかりにくい箇所の不安を突いて、言葉巧みに家の中に入り込もうとしてきます!
そして2つ目は、「無料、特別値引きなどの甘い言葉をささやいてくる」という事。
リフォームには定価がありません。そのため、”安価過ぎる”見積りには注意が必要になります!
また、【無料で点検】といっても人件費はかかっているのが現実。それにも関わらず【無料】ということは「その後の期待をしている」ということを知っておく必要があります。
エールハウスに問い合わせが多い「これって・・・」
不安になったお客様からエールハウスへご連絡いただくことがございます。
そのほとんどが屋根に関する不審な訪問業者への対応についてのご相談です。
『通りがかりの業者さんにお宅の屋根が気になると指摘されて、その方には頼まなかったけどそう言われると心配なのでエールハウスさんに見てもらおうと思って。』といったご相談です。
「お宅の家の屋根がおかしいかも」「このままでは危険」なんて言われたら誰でも不安になってしまいます。高くてなかなか見えない所なのでなおさらです。
『・・・でも、実際それって本当なの?』気になるところではないでしょうか。
今回は、何件も点検をしてきた現場について、実際はどうだったのかいくつか事例をご紹介していきます。
①N様邸の場合
突然ドアホンが鳴ったので出たら、業者らしき方から「近所で工事をしていてお宅の屋根が見えたのですが、お宅の屋根の角の所(いわゆる棟の事)が気になる。」と言われたそうです。
外に出るよう促され「あそこです。わかりますか。」と言われてもよく見えずわからなかったとの事でした。
「釘を数本打つ程度だから数千円でいいですよ。」との説明で、なんだかんだ話をしている内に暗くなったので、また翌日改めて来ると言いその日は帰ったそうです。
翌日、なんとその業者は高所作業車で来て仰々しく作業を始めようとしたので、お客様は急に不安になり、なんとか作業を止めてもらい断ったとの事でした。
その直後にエールハウスに連絡がありカメラを使い点検したのですが、結論を言えば、指摘していた事は少し的外れなものでした。
この屋根を見て、棟の事だけを問題視するのは逆に不自然です。強いて言えば古く劣化している屋根全体の現状についてお教えするべきだと思います。
棟の事だけかのようなお話をすればハードルは低く感じるからということなのか、はじめは無料や低料金で見てあげると言うので見てもらったら、あっちもこっちも問題があると急に話が大きく変わり、「このままでは危険だから今出来ることだけでもやっておくから」と手を付けることで断りづらくされた後に、目が飛び出るほどの金額を提示された!といったケースもよく聞く話です。
②H様邸の場合
こちらのお客様は、急に来た業者の方から「数日前から近くの現場で工事をしていて、お宅の屋根がずっと気になっているので教えに来た」と言われたとの事でした。
その方は「息子さんはいますか?」「いつも頼んでいる業者さんはいますか?」などと聞いてきたそうです。
お客様からすると『わざわざ他の仕事中に休憩の時間を割いてまで、わざわざ教えにきてくれた』『自分が見てあげるとは言わずに、誰か頼める人はいないかと気にしてくれた』と思ったそうです。
ただ、その方の言う近くの現場というのは100m程先にあるマンションでした。そんなに離れた所からでも教えてあげなければと思う程ひどい状況だというのでしょうか。
漫画のような話ですが、その方の言うマンションはなんとお客様の息子様が住んでいるマンションで、そう伝えたら途端に話を切り上げて帰っていったそうです。
息子様に相談したら『念の為、一度エールハウスに相談したらどうか』と言われ、更に『マンションで最近どこも工事はしていなかったはずだけど』との事でした。
実際に点検した屋根の写真はこちらです。
例えば、瓦が何枚も無いだとか、棟瓦が崩れ落ちているだとか、それこそ100m程離れた所から見てもわかるような屋根の問題は、どこにもありませんでした。
このように、はじめに「危ないように見える」と言われていたものが、点検してみると実際はその通りになっていない事が多いのです。
もちろん実際その通りになっている現場もありますので、一概に全てを言いがかりと決めつける事は出来ません。
何の確認もせずにいれば、問題を見過ごす事になりその問題は拡大していきます。
ですが、仮に言いがかりで言ってきているとしたら、当然古くなっている屋根の家にターゲットを絞っている事と考えられ、古く劣化している屋根の家やそろそろ手を入れる時期に見える家は、言い換えれば、経年劣化や多少なり問題はあるものなのです。そういった業者はそこを突いてきます。
大事なのは、その業者は果たして現状をありのまま伝えてくれる業者かどうかであり、点検は信頼が出来る業者にしてもらうべきだと思います。もし、このように声を掛けられても、慌てずに冷静に対応していただきたいと思います。
騙されない為に
現在、インターネットの普及で、豊富な情報の中から業者を選ぶ事が容易になりました。
悪徳リフォーム業者は、私たちの不安の隙をついてきます!
これらの手口から身を守るためには、通りすがりで声をかけてくる業者の場合は、その会社をきちんと調べる事。そしてなにより大事なのは、
【信頼できる業者さん・何でも話ができる担当者さんをつくっておく事】
が重要です。信頼できる業者さんに家の性能、屋根や外壁といった箇所、給排水管などの重要な設備に関しても定期的に点検を受けることが安心です。
なお、当社は今年で創業45年、信頼第一をモットーに地域密着で営業しております。安心してご相談下さい♪
横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!