みなさん、こんにちは! エールハウス藤沢店、リノベーションアドバイザーの川西です。
今回は、『規格外の間口(幅)のL型キッチンリフォーム工事』をご紹介します♪
お客様のご要望
最初に打合せをした際のお客様のご要望は、下記の事項でした。
- キッチンの扉があちこち歪んできたのでメンテナンスをしたい。
- 既存のキッチンのカウンターの色、シンクの色が気に入っていない。
- お友達が最近キッチンをリフォームしたが、黒系の色にまとめていて、とても重厚感があり素敵だった。
- 多くの扉が開き扉なので、今主流の引出しタイプに変更したい。
- キッチンのエプロンタイルは気に入っているので、そのまま残したい。
なお既存キッチンは、長手方向の間口が4,400mmの長さがあり、大きなキッチンです。
また、既存のレンジフードはプロペラの換気扇です。プロペラの換気扇は定期的なお掃除が大変ですね。
シンクは米国KOHLER社の鋳物ホーローシンクにディスポーザーがセットされています。カウンターも米国デュポン社のCORIANのカウンターが納められていて年代を感じさせず、とても上質なキッチンとなっています。
キッチン後ろの造作背面収納も、キッチンに合わせて変えられたいとのことでした。
いざ、ショールームへ!
ご要望をお聞きし、既存のキッチンの仕様をふまえた結果、既存のキッチンに負けない存在感と価格面も考慮して、LIXILの『フラッグシップキッチン リシェルSI』で提案させていただきました。
ただし、単純に既成品のキッチンでは納まらないので、プランニングの段階からLIXILさんと細かくやりとりしながら、既製の物と特注で組み込む物を合わせながら、綿密にプランを組み立てました。
こちらが今回のプランです。ダーク系を基調とした、とても重厚な感じです。
当社のイメージパースにて、キッチン以外の仕上げ部分、天井や壁、床の仕上がり感も視覚化することで、お客様がよりいっそうイメージを掴めるようにします。
お客様と打合せを何度も行い、仕様がある程度固まったのでLIXILのショールームにて実物を確認、商品を確定していただきました。お客様それぞれの趣味や使い勝手を考慮して、お好みのキッチンを選んでいただくショールームは、なんだかとても夢や希望にあふれていて、何度行っても毎度私までテンションが上がってしまいます。
リシェルのセラミックワークトップです。実際に手を触れて確認できるのもショールームならでは。かなりの高級感があるワークトップです。
お客様は右のパサルトブラックを選ばれました。
コンロは操作パネルもガラストップも全てブラックです。
キッチンに新しく貼る床材は、フロアタイルという塩ビ系のシートに決まりました。お客様のお好みのサンプルを取り寄せ、実際に床にサンプルを置いてお選びいただきました。フロアタイルはタイルのように冷たくなく、水にも強いので水周りの仕上げにはもってこいの仕上げ材です。
いよいよ工事です!
今回一番難しかったのは、既存のエプロンタイルを残すということです。ほぼ既存と同寸法になるようにプランニングしましたが、どうしても高さや幅が若干違う為、新しいキッチンを納めるとタイルの貼っていないところが出てしまったり・・という心配がありました。
工事前にLIXILさんや大工さんとしっかりと納まりの確認・調整の打合せをして、無事!綺麗に納めることが出来ました。もちろん綺麗に納めて当たり前なのですが、今回は間口寸法も独特で、且つL型キッチン、メーカーのフラッグシップモデルということあり、職人さんたちの緊張感も凄かったです。LIXILさんも打合せの際、3人で来られていました。
既存のキッチンを解体です。下地の状況を確認しながら、大工さんが丁寧に解体していきます。
元々は埋めこみの造作背面収納でしたが、今回はLIXILのカップボードをサイズ特注してこの中に埋めこみます。
キッチンを解体したあとは水道設備工事です。配管類を切廻しして、新しいキッチンの指定位置まで配管し直します。
造作背面収納に納まっていた床置き型のエアコンも一旦取外します。
キッチンを設置する為の下地工事と配管工事が終わりました。既存のタイルも無事1枚の欠損も無く出来、ひとまず安心です。
キッチンを設置する前に、床を先行して仕上げます。フロアタイルは接着剤で貼っていきますが、まずは割付を考えながら仮敷きしていきます。既存のフローリングと同系色なので、全体の雰囲気は壊さずともガラッとイメージチェンジが図れました。
キッチンを組み立てます。かなりのボリュームなので、3人体制でも一日では組めないかも!?と職人さんから言われていましたが、テキパキと手際よく組み立ててくれたので、どうにか1日で組立てることができました。
背面収納も綺麗に納まりました。
完成!!
天井と壁のビニールクロスを貼り替え、吊り戸棚の上部にはLEDの間接照明を仕込みました。
エモいです。
追加工事
リフォームあるあるですが『一部分が綺麗に新しくなると、区切りを付けたはずなのにどうしてもその近辺の既存部分が気になってしまう』ということがあります。
今回はキッチンに隣接していたカウンターの色褪せが気になるので、塗り直して欲しいとのご要望でした。
やはりキッチンが様変わりしたので、この退色感は気になりますよね。
旧塗膜をサンディングしていきます。ここで手を抜くと仕上がりに大きく影響しますのでひたすら集中して入念に行います。
どうでしょう! 新品の白木の様に木が生き返りました。
既存のカウンターの色に合わせて着色し、クリヤーを3回ほど塗り重ねて完成です。以上、キッチン工事のブログでした(^^)/
【キッチンプラン概要】
- メーカー:LIXIL
- 商品:リシェルSI 間口L型4400×1350mm
- セラミックワークトップ パサルトブラック
- 扉グループ 2 ダークレオ
- キャビネットカラー:グレー
- 取手:スリムラインブラック
- シンク:ハイブリッドクォーツシンク
- 水栓金具:ビルトイン浄水型 ハンズフリー水栓 ブラック
- コンロ:V47 W750 リンナイ製ガラストップコンロ
- レンジフード:CLS よごれんフード ブラック
- オートダウンウォール W900 水切棚タイプ
- 吊り戸棚類 H900
- 食洗機:Miele食洗機 再取付・扉面材納め
- 周辺ユニット W1200家電収納 蒸気排出ユニット(収納内に既存オーブンレンジビルトイン)
- W1650カップボード(壁内埋込施工)下部床置きエアコンビルトイン(特注)
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