こんにちは!年末は自宅の床下点検を自分で済ませ、安心してスッキリと2019年を過ごしている、エールハウス藤沢店、二級建築施工管理技士の川西です。今回のブログでは介護保険を利用しての住宅改修リフォームをご紹介します。
さて、リフォームの工事においては多くの場合は住みながらの工事になります。リフォームをご計画した理由もみなさま三者三様です。今回ご紹介するリフォーム工事は、お施主様のご要望で『なるべく早く、最短で工事ができないか…』というものでした。内容は、トイレの改修と浴室の改修、外部手摺の設置、和室の建具の模様替えとのことでした。
お施主様との最初のヒアリングの際に、工事を急がれている理由がはっきりとわかりました。実はご主人が半年ほど前から入院されており、この度退院されるとのことで、ご主人がお戻りになられるまでに『サプライズで居心地の良い最高の状態でお迎えしたい』とのことでした。奥様のお話しをお聞きしているだけで、ご主人への奥様の愛情が伝わってきて、感動いたしました。今回のリフォームでお二人のお手伝いが出来たことを本当に光栄に思います。
今回のリフォームの要点
- 介護保険を利用して手摺等を設置する
- トイレ・浴室共にバリアフリー化とする
- なるべくお掃除等が軽減される最新設備機器を採用する
プランのご提案
まずは奥様のご要望を基に、軸となるプランをいくつかご提案させていただきました。
浴室システムバスは『TOTOのサザナFタイプ』をご提案
このタイプは洗面カウンターがベンチを兼ねているので、浴槽への入水への負担が緩和されます。実際に出入りをしてみましたが、非常にスムーズに移動できるように設計されておりました。さすがTOTOさんですね!
トイレは『TOTOのタンクレスネオレスト』をご提案
タンクが無いタイプですので、タンク下の煩わしいお掃除が無くなります。便座の開閉から洗浄までオートで出来ますので、トイレでの介護が必要になった場合に、必要動作が少なくて済みます。合わせて跳ね上げ式のアームレストを壁付けすることにより、着座のサポートも万全です。奥様と念入りにお打合せして、将来を見据えた計画をいたしました。
各専門家が集結して、プランのお打合せ
次はこのプランをベースに、お施主様・作業療法士の先生・ケアマネージャーさん・工事施工店の私で打合せをしました。様々な視点で、手摺などの位置や動線の確認を意見・アドバイスを受け、実際の仕様を決めました。打ち合わせ当日はご主人も仮帰宅されておりましたので、お元気なお姿を拝見できて良かったです。奥様の嬉しそうなお顔も忘れられません。
次回はいよいよ工事編です。上の写真が工事前の状態です。これからどのようなリフォームになるかお伝えしてまいりますので、是非ご期待ください。