実際どんな感じなの?【外壁塗装工事③】

 みなさん、こんにちは! エールハウス横浜店の川西です。

 戸建て住宅にお住まいの皆様は日々なんとなく「10数年ほどを目安に外部の塗装をしないとなぁ・・」とか「何か手入れをしないとまずいかなぁ?」とか考えられているのではないでしょうか。

 今回は前回までのブログに引き続き、大事なお住まいにとって切っても切れない外部の塗装について意外とわからない施工手順 その③をお話ししたいと思います。

【前回までのブログ】

①外壁の下塗り塗装

 いよいよ本格的な外壁塗装の工程に入ります。今回の外壁の素地はスタッコ吹付でしたので、選定した下塗り材は、微弾性サーフェーサーとなりました。この下塗り材は既存の塗膜や仕上げ材に強固に付着し、仕上げ材を既存の壁にしっかりと密着させてくれる架け橋の役目をしてくれます。合わせてヘアークラック(微細なヒビ)にも塗料が追従しカバーしてくれる機能があります。

下塗り

下塗り

【下塗り塗装】

 下塗り材:SK化研 ソフトサーフSD

 下塗り色は基本は白です。よく『決めた色とちがうよ!』とお客様から言われますが、どうか慌てずに!下塗りは白色です。

 

②外壁の中塗り塗装

 下塗り材により外壁の旧塗膜の下地が調整出来たら、中塗り塗装を施します。こちらは仕上げ塗装と同じ塗料を使用しますが、仕上げ色や仕上げの艶加減によっては、中塗り色は上塗り色と色を替えたり艶加減の設定を替えた塗料を塗ったりと、現場によって使い分ける場合があります。今回は中塗り・上塗りと色を変えて施工しました。

中塗り塗装

 

③外壁の上塗り塗装

 中塗り塗装が完了したら今度は上塗り塗装です。今回は沿岸地区での塗装だったので、SK化研のクリーンマイルドシリコンという材料で仕上げました。水性仕上げ塗料の性能が近年飛躍的に向上しましたが、高い耐久性と低汚染と信頼性がある、弱溶剤型の塗料を選定しました。

※弱溶剤型とは水で希釈をする水性では無くいわゆるシンナーで希釈するタイプとなります。シンナーの中でも種類があり、その中でも臭気が弱く扱いやすい塗料用シンナーAという溶剤を使用します。これはホームセンターなどでよく見かけるペイントうすめ液とほぼ同じ物になります。

上塗り塗装

 中塗りと同じ材料ですが 色を変えているので塗り残しなどの見落としを防ぐことが出来ますね。写真だと明るく見えますがこれは濡れ色といい、実際塗料が空気に触れ反応硬化をはじめると、だんだんと色が濃くなり乾いてきます。これを色が登ると言い、特に現場調色で色を配合する場合は、この色の登りを考えた上で調色をしないと、塗る前の塗料の状態でピッタリと対象物と色があっていても、仕上がってみると全然違う色になってしまうという事態が発生してしまいます。

上塗り完了

 塗装作業中に比べ色が濃くみえるかと思います。これが “色が登る“ということです。

ダメ込み

 外壁の塗装をする前に軒天井の仕上げも進めておきます。外壁で使う塗料とは違い、ここではカビや湿気などの影響が受けにくく且つ強靭に旧塗膜に密着できる『日本ペイントのケンエースGⅡ』を選定しました。外壁と軒天井の取合いは刷毛を使って奇麗にラインを出していきます。職人さんも息を止めながら、刷毛のしなりを巧みに利用してキレイにダメ込みしていきます。


【ここで豆知識】

 塗装の職人さんの中でも好きな塗装作業が分かれるのですが、ローラーでひたすら外壁を仕上げていくのが好きな職人さんと、このダメ込みのような細かな作業が好きな職人さんと大きく分けて2分されます。

 

④鉄部の仕上げ塗装

 外壁の塗装前に下塗り塗装を済ませておいた鉄部をここで仕上げていきます。

雨戸上塗り

 鉄部も外壁同様仕上げ材を2回塗装します。

雨樋塗装

 



 



【換気フード】 上からケレン・錆止め・中塗り・上塗り

 

スレート屋根の塗装

 外壁塗装が全て終わり、最後にスレート屋根の塗装を行います。

 ※天気の状況により外壁塗装の前に屋根を先に進めてしまう場合もあります。

屋根既存

 塗装に先立ち、頂上部の棟は高耐久の下地に替えて板金も取替えました。

中塗り

上塗り

 

屋根塗装完成しました!

完成

完成

 

 今回は遮熱型のシリコン塗装で仕上げました。3分艶仕上げとし、艶を抑えてありますので、本来のスレート屋根の艶感に近く、仕上げに違和感がありません。まるであたらしく屋根を葺き替えたような仕上がりになります。

 

足場解体前の検査

 塗装工程が全て終わり、あとは作業仮設足場を解体するのみですが、その前に担当検査員が足場上をくまなく回り、塗装の塗り残しや忘れ、窓などに塗装が付着していないかを細かくチェックします(ダメ探し)。ここでは誰も気付かないであろう極めて小さなことも、指摘するぐらいで丁度よいと考えていますが、さすが弊社の塗装職人たち、そのことも知っていてか毎度、完璧なまでに仕上げてきます。どうにか小さなダメを探して指摘箇所をみつけました。ダメ直し部分をわかるようにする為、是正部分にマスキングテープで印をします。

 

エアコンカバーに少し塗り残し

 これは何のダメがあったか思い出しせんが、この時は何か私が気になったはず・・

 鉄部の塗料が飛散して外壁に付着してます。

 

足場解体前のダメ直しが完了したら

 長らく掛かっていた足場を解体して すべての工程が完了です。

 弊社の塗装の職人は一級塗装技能士を有する熟練者たちです。彼ら職人さんたちと打ち合わせする際も皆、仕事に対して非常に熱意がありストイックに取組んでおりいつも感銘を受けています。

 弊社自慢の職人が丁寧に施工させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。是非、お気軽にご相談ください!

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