人に、地球に、「木」は優しい①

人に、地球に、「木」は優しい①

Nature Wood  人に、地球に、木は優しい①

木の家を選ぶこと、それは地球だけでなく自分にも、家族にもやさしい選択です。

木材は昔から住宅や家具など身近なところで親しまれてきました。木材は手に入りやすく加工も容易で幅広い用途に応えることができたからです。近代的な建物が増え金属やコンクリートなどの素材が重要視されてきましたが、最近は木のぬくもり、やさしさ、環境への配慮から木造志向が高まっています。

家を建てるなら木造住宅をという方が9割です。

平成11年に国が行った世論調査によると、どのような住宅を選びたいかという問いに対し約9割の人が「木造住宅」と応えています。平成12年のデータですが、「マンション」「戸建住宅」「アパート」など住宅新着戸数は年間で約123万戸。現在は非木造住宅の増加により、木造住宅の着工数はその内45%にとどまっていますが、昭和51年度の調査結果と比較すると「マイホームを持つなら木造で」という人が9%も増加。住宅の木造志向は年々高まりつつあります。

木造ニーズ
伐採された木は年月とともにその強度を増して行きます。

現存する世界最古の木造建築物である奈良法隆寺の柱は1300年以上たった今でもなお、建てたたばかりのときと同程度の強度を保っていると言われています。一般的に、鉄やコンクリートなどの素材は新しい時が一番強く時間の経過とともに劣化し強度も弱まっていきます。ところが木は、伐採されてから徐々に 含水率が下がりますが、そのことで逆に強さが増し200年300年たった頃に、圧縮・引っ張り・曲げなどの強度はピークを迎えます。その後1000年ほど経てからようやく新木の強さに戻るのです。想像をはるかに越えて生き続ける木のいのち。木は自然が生み出した高性能建材なのです。

湿度調整にすぐれた木は湿気を吸収し乾燥も防ぎます。

校倉造り正倉院は法隆寺と並ぶ歴史的建造物として有名。木を横に組んで壁を作った倉に、7~8世紀の東洋文化の粋約9000点余りが今も当時の姿のままで保存されています。これは建築材として使われた木が、湿度を見事に調節しているたまもの。木は湿度が上がると湿気を吸収し乾燥すると水分を放出する性質があるのです。このすぐれた調湿性はもちろん一般住宅でも発揮されます。木は自然のエアコンと言えるでしょう。

木造吸湿性
厚みのある木は燃え落ちない。木は鉄よりも強いのです。

ある程度の厚みがある木材は燃え落ちないという事実をご存知ですか。燃焼すると表面に炭化層ができそれが防火の膜となりそれ以上燃えるのを防ぎます。燃えないと思われている鉄は逆に熱に弱く溶けたりまったり変形します。木は太いほど火に強いという特性はたのもしい限りです。

木造耐火性
鉄やコンクリートに比べて、高い断熱性を実現。

構造材がどれだけ熱を伝えにくいかということが、夏涼しく、冬暖かい住まいのポイントです。木は鉄やコンクリートに比べて熱伝導率が低いので、木造住宅は室内の冷房、暖房を外に逃がさず、同時に外気温が室内に影響することも防いでくれています。これは、省エネルギーにもつながり、一年中快適な住まいを実現することができます。

木の素晴らしさを理解して初めていい家づくりができます。

エールハウスでは「木」本来の持っている「ぬくもり」や「優しさ」を大切にしています。 木を大切に扱うことは木のことを本当によく理解してないとできないことです。 人と人の出会いが大切であるように、木の素晴らしさを知って、初めていい家づくりができると考えています。

「圧縮」「曲げ」「引っ張り」など、どの力に対しても木は優れています。

建物の構造材として見た場合も木の強さは優れています。実験によれば「圧縮」「曲げ」「引っ張り」など、どの力に対しても群を抜いた強さを発揮。重さ当たりの強さを比較した実験では木(杉)の引っ張り強さは鉄の4倍以上、圧縮強さはコンクリートの5倍以上となっています。これは、コア構造(箱状)した木の細胞が、押したり引っぱったりしてバランスをとり柔軟に抵抗するため。生き物である木の不思議に感じ入ります。

木の強さ
木を触っても冷たくないのは、断熱・保温性が高いからです。

木に触るとほんのりと温かいと感じるのは木が熱を伝えにくいからです。手で触れると冷たく感じるコンクリートや鉄などと比較して高い断熱性能を持っています。したがって気温が低い時にさわっても、あまり熱が伝わっていかず冷たく感じません。すなわち建築材料としても断熱の点で優れており、触ってあたたかいうえに冷暖房に対して経済的です。木は素材として優れた断熱性・保湿性を有し、快適な環境をつくり出します

木の断熱効果
木の空間では、音が心地よく聞えます

下の図は木造のコンサートホールとそうでないコンサートホールで残響時間を比べたものです。黒い破線は最適残響時間を示すもので、この線に近いほど音楽が心地よく聞こえる音響がいいホールと言えます。見てのとおり木造のコンサートホールはいずれも至近。木を使った空間は音がいつまでも響かずに適度に反射・吸収するので、聞く人にとって心地よい音となるわけです。話し声もピアノの音も優しくまろやかになり木の家に住む人の心まで癒やしてくれます。

木造音響効果