『雨樋の詰まり』ほおっておくと、大変なことに!?

どうも皆さんこんにちは! 点検コーナー担当(自称)で二級建築士の小倉です。

最近は季節も変わり、だんだんと冬へと準備を始めているところではないでしょうか? ここ最近のお住まいについてのニュースといえば、やはり9月末に来ました台風24号による台風被害だと思います。横浜でもあっちこっちで被害が出ました。そのような中、台風による雨樋の被害もかなりありましたので、今回は『雨樋』についてご案内しようと思います。

雨樋詰まり 掃除 点検

雨樋はなぜついてるの?

雨樋とは雨水を制御するためについています。なぜそんな必要があるかというと、直接地面に降ってしまうと跳ね返りにより外壁や基礎部分が濡れてしまいます。そして月日が経つにつれて濡れた部分が傷んでしまい、脆くなり耐久性が無くなってしまいます。また、適切な排水場所に雨水が流れずに溜まってしまい、地盤を悪くしたり、床下換気口などから内部に入り込んでしまいます。このような被害を事前に防ぐために、どの住宅にも雨樋はついています。

何が原因で雨樋が壊れるの?

住宅にとって重要な役割を果たす雨樋。何が原因で壊れてしまうのでしょうか?

一つは、葉っぱや小枝などが詰まったことにより雨水が流れず、溜まった水の重さで歪んで壊れてしまうのが原因です。お住まいの近くが山だったり、公園の近くだったりすると、葉っぱなどがよく入ってきてしまうので、落ち葉除けネットなどで詰まりを防ぐこともできます。

しかし一番の原因は、台風などの風害や雪による雪害です。こればっかりはどうしようもないので、普段から取れかかっている雨樋はないか、劣化して壊れかけていないか、気を付けることが必要だと思います。 

雨樋をどうやって掃除するの?

 雨樋が詰まったり、壊れたりするのには様々な理由がありますが、住宅を長持ちさせるためにも、雨から守ってくれている雨樋を掃除することが必要です!

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屋根の軒先についている【軒樋】は、1階の屋根ならハシゴに上って掃除することも可能です。(高所での作業になるので、安全対策は十分行なってください)

軒樋から水が集まる【集水器】ですが、中は狭いため手を入れると作業しづらいので、トングなどを使うのがオススメです。

集水器から下に雨を落とす【竪樋(たてどい)】は長い為、掃除がとてもしづらいです。そこでオススメなのが、タコ糸のような頑丈な紐に重しを付けて、樋の中に通します。そして反対側に雑巾などを括り付けて引っ張ります。これを何度か繰り返せば綺麗になります。

お掃除方法についてご案内しましたが、高所作業になるため危険が伴いますので、専門の業者さんに依頼することをオススメいたします。


簡単ではありましたが、新人目線でお客様が感じる、より近いことを記事にさせていただきました。今まで雨樋について気にされた方は少ないかもしれませんが、住宅を長持ちさせる大事な一部としてメンテナンスをされていくことをオススメいたします!ご不安な方はエールハウスまでお気軽にお問合せください。

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